夫のちょっとした習慣が気にいらなかった
スマップの歌にもあるように「育ってきた環境が違うから、好き嫌いはイナメナイ」のです。
- 卵焼きにはお砂糖を入れて甘くしたい派。
- だし汁だけを入れたい派。
- 塩と醤油で味付けしたい派。
どれも「好み」の問題です。どれが正解でも、どれが不正解でもありません。
- お味噌汁にカボチャは許せない人。
- お味噌汁のカボチャが大好きな人。
- 暑い日でもお風呂にしっかり浸かって体を温めたい人。
- 暑い日にはシャワーで済ませたい人。
- 映画は字幕で見たい人、吹き替えで見たい人。
習慣の違いや細かない好みは、この先誰と寄り添っても、起こることです。極端な話、実家に戻って親と暮らしだしても既に新しくできた習慣があるはずですから、すれ違いがあるはずです。
習慣の違いに正解も不正解もない
例えば、世間で常識と呼ばれることでもそれが常に正しいとは限りません。玄関で靴を脱ぐときには、入ってきた方向を向いたまま靴を脱ぎ、それから靴を手でそろえるのが「常識」であり「マナー」とされています。
でも方向転換して、靴を脱ぎながらそろえたっていいはずです。手間で考えれば、ずっと少ない手順になるため効率的と考える人もいるでしょう。
疲れて帰ってきたのだから、さっさとお風呂に入って布団に入って疲れを取れば良い。これは正論ですが、帰ってきて疲れているのだから、まずはソファでだらだらしたい。という人もいるでしょう。
結婚は一人の大人と一人の大人がするものです。お互いに譲り合って、相手を認め合わなくてはいけません。全てを自分に合わせるということはできないのです。
結婚後、夫の長所が短所に思えるようになった
長所は裏返せば短所です。
誰にでも優しいというのは、八方美人と言うことができます。論理的でクールな性格は冷たく情緒感が欠けると言うことができます。真面目で頑固一徹は、融通の利かない石頭と言えるでしょう。明るく社交的な性格は、うるさく感じる人もいます。
逆に短所も好意的に見れば長所になるとも言えます。根暗で大人しい性格は、物憂げで物静かになりますし喜怒哀楽の激しい性格は、素直で感情表現豊かとなります。依存心が強く自立性に乏しいのも、甘えん坊で素直な性格となるでしょう。
相手は何も変わっていないのに、物の見方一つで変化するのです。相手の長所が短所に見えるようになったのは、あなたが相手に対して見方が変わってしまったからです。
長所は短所でもある
綺麗好きは神経質ですし、大らかなのは気が利かないとなります。大胆なのはがさつで、情熱的なのは気性が荒いことになります。
恋人同士の時には、愛しく感じられた性質が短所に見えてしまうというのは実は心理学的にも当たり前のことなのです。
恋人同士の時には、相手のことが好きという気持ちが勝るため、あばたもえくぼに感じてしまいます。相手を思いやる気持ちが強いので、欠点に対しても大らかになれるのです。
ところが毎日一緒にいるようになると、それが「当たり前」になってしまいます。仕事が忙しい、家事負担が増えたなどのストレスが相手に反映されてしまい、今までは長所に思えたところが短所になってしまうのです。
そうならないためには、相手の長所、良さを認めるための努力が必要です。相手の良いところを自分で見つけようと意識しなければいけなかったのでしょう。
結婚前は夫の長所しか見えない。結婚後は短所しか見えない。
「結婚前は夫の長所しか見えない。結婚後は短所しか見えない。」これは非常に一般的な悩みと言えるでしょう。
付き合っている時には、好きで好きで仕方ないという感情の元に相手を評価しているので、些細な欠点もすべてよく見えてしまうのです。
特に長所が大きい人は、反面短所も大きいと言えます。どんなときでもバイタリティ溢れるアクティブな人という評価はどんな時でも前向き過ぎて疲れてしまう性格になります。自由気ままな性格は自己中心的でわがままになってしまいます。
この差は、あなたが光を見ているか、影を見ているかの違いです。光が当たる部分に注目しているといには長所に見え、陰に当たる部分を注目すれば短所に見えてしまうのです。
つまり、これはあなたが選んだことなのです。相手は自分のままでいるのに、あなたの、見方が変わってしまったのです。
良い所を探してみよう
どう考えても欠点しか見つからない!そんなはずはありません。一度は結婚しようとまで考えた相手なのですから欠点があるからには、同じように長所もあるはずです。
重要なのは、絶対に譲れないところと、妥協しても良い点を探るということです。服のセンスが悪いというのは、服に頓着がないということですからあなたが選んで、あなたの好きな格好をしてもらえばいいでしょう。
あなたがフォローできるものはフォローをして、改善できるところがあれば向き合って改善すればよいのです。
ただし、「浮気性で次から次に女をつくる」とか「すぐに仕事を辞めてしまう」など家庭生活を築く気がないような欠点の場合には早々に離婚を進めましょう。こうした行き過ぎた「欠点」の場合には、人生をムダにする前に離脱するのが賢明です。
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