自分の容姿にまったく自信が持てない
自分の容姿に自信が持てないというのは、とても悲しいことですよね。
もちろん美人には美人の苦労があるでしょう。
しかしブスに待ち受けている苦労というのは美人の比ではないと思います。
- 合コンに行っても自分だけ男性に相手をしてもらえない。
- 好きな男性に容姿を理由にフられてしまう。
- 変なあだ名をつけられてしまう。
- ブスという理由だけで人から軽んじられてしまう。
- ブスというだけで、スクールカーストがド底辺。
- 通りすがりに「ブス」と暴言を吐かれてしまう。
- ブスというだけで不潔に見られる
ブスに生まれたというだけで人生はハードモードです。
そんな時に頼りになるのが整形だと思います
整形手術をすれば顔を変えることができます。
映画「ヘルタースケルター」でも整形手術によって美しさを手に入れた女性の話があります。
でも実際に整形をするという決意を固めるまでには色々悩むと思います
- 将来好きな人ができても整形だとバレて嫌われてしまうのではないか?
- 好きな人が受け入れてくれたとして、相手の両親はどう思うだろうか?
- 将来無事に結婚したとして子供が元の自分の顔に似てしまったら?
- 親から貰った大切な体にメスを入れるのは倫理的にどうなのか?
- 親から反対されたらどうすればいいのか?
- 兄弟や親戚は整形して別の顔になったことをどう思うだろうか?
- 整形に失敗してしまったらどうなるのか?
- メンテナンスにも多額の費用が必要になるのではないか?
- 整形したことがバレて周囲から後ろ指を刺されてしまうのではないか?
- 整形したことが会社にバレて居づらくならないだろうか?
- 二度と地元には戻れなくなるのではないか?
- 多額の整形費用をどうやって用意すれば良いのか?
- 整形したことで将来健康など大きな問題になることはないのか?
気持ちが固まるまで、しっかり悩むことが大事だと思います。
デメリットを把握した上で、それでも整形したいと思ったなら、整形すべきですし、デメリットを覚悟できないのであれば整形はすべきではないでしょう。
ブスなりに努力してるが、土台が悪いので限界。整形すると幸せになれる?
最近、巷では「整形メイク」と呼ばれるメイク方法が流行っています。
化粧で整形したかのように顔の形を変えてみせるというものです。
カラコンを使ったり、陰影をつけることでコンプレックスを解消して見た目を大きく変えられます。
しかし土台、つまり輪郭が悪いのだけは限界があります。
目が小さいのはカラコンや二重メイクでごまかせます。
鼻がちょっと低いのも高く見せることができます。
でも輪郭が悪い場合はごまかすのが途端に難しくなります。
整形メイクでごまかせるのはあくまで顔が薄いタイプのブスだけで、パーツパーツの主張が大きいパターンのブスには適用するのが難しいのです。
- 大きくエラが張っている。
- 顎が大きく歪んでいる。
- 顎が大きすぎる、小さすぎる。
- 鼻が大きすぎる。
などの悩みにはメイクでは対応しきれません。
では、整形をすれば幸せになれるのでしょうか?
その答えは、整形を専門とする美容外科医でも答えることはできないでしょう。
なぜなら、あなたが望む幸せが何なのかにもよるからです。
整形をして美人になって、彼氏を作り、結婚をするのが幸せなのか?
整形をして普通レベルの顔面を手に入れて、人からブスだと言われないようになりたいのか?
整形をして美人になり男性からチヤホヤされたいのか?
整形をしたからと言って理想通りの顔が手に入るとは限りません。
骨格によっては見た目を大きく変えるのが難しい場合もあるからです。
また輪郭などを変えると硬いものが噛めなくなる、口が大きく開かなくなるなどのデメリットが起こり、生活の質が低下してしまうおそれもあります。
見た目を整形で変えることはできますが、それだけで幸せが手に入るかどうかはわかりません。
生まれてきた子供の顔はどうなる?
親や彼氏、友達にはどう伝える?
幸せは手に入りやすくなるかもしれませんが、必ずしも整形で幸せになれると約束されているわけではないのです。
モテようとは思っていません。せめて人並みの顔になって男性から人並みの扱いを受けたい。
整形をすることで劇的に美人になる人は確かにいます。
しかし実際にはそこまで綺麗になるのが難しい人というのもいます。
整形というのは難しいもので、全体のバランスが必要ですから1箇所を直しただけではダメで、何箇所も直さなくては行けない人もいます。
中には目を二重にしただけで、一気に印象が変わる人もいる一方で何度整形を繰り返しても納得行く外見が手に入らないということもあります。
以前テレビ番組で「ビューティー・コロシアム」という番組がありましたが、テレビ番組が整形を依頼して、プロによるヘアメイクをしても正直あまり良くなったとは思えない…というケースも多々ありましたよね。
整形で美人になるのは無理かもしれないけれど、人並みの外見を手に入れて、男性から差別されたくない。
ブスだと蔑まれたくないという気持ちはよくわかります。
しかし整形でどんな風に変わるのか?
どの程度変えられるのか?
そして多額の費用やデメリットを受け入れた上でそれを手に入れられたいのか?
というのをよくシミュレーションするべきでしょう。
一度メスを入れてしまうと気に入らなかったからと言って、簡単に次の整形!というわけにも行きません。
メスを入れたあとでやっぱり整形しないほうがマシだった、ということもあります。
一箇所だけではなく、いくつかの美容外科を比較するということも大事です。
お医者さんにも色々な性格の人がいて、技術にも差があります。
納得行くまでカウンセリングを受けたり、メリットとデメリットを調べましょう。
友達は整形しなくても大丈夫。と言ってくれるが…ブスの気持ちがわかっていないのでは?
男性によくモテる可愛い顔をした友人は、
「整形なんかしなくても大丈夫。ありのままの自分を愛してくれる人を探すべき」
なんていうかもしれません。
確かにそれができれば一番です。
ブスの自分でも受け入れてくれる素敵な男性と出会って自分も相手を好きになり、愛される。
そんな風になれるならそれが一番良いことだと思います。
でもそんな未来が全く描けない時。
現実問題としてブスであることで起こる様々な弊害に苦しんでいるなら、友人の言葉よりも自分の想いに従うべきです。
というのは、あなたの気持ちを理解できるのはあなただけだからです。
同じブス仲間であっても、整形に対する考えは千差万別です。
ブスであってもブスを受け入れてサバサバと生きる人もいます。
ブスを受け入れられず、かといって整形する気にもなれず、顔を呪いながら、世間を呪いながら生きる人もいます。
ブスを受け入れられないから整形をして顔を変えて前向きに生きる人もいれば、整形を諦めてブスであることに折り合いをつけて生きる人もいます。
ブスの人生もそれぞれですし、ブスの程度もあります。
元々の性格、元々の顔立ちにもよって同じブスでも違います。
整形に対する考え方も必要性も違うでしょう。
ブス同士でも、あなたの気持ちを100%理解するのは難しいのですから、きれいな顔の友達にブスの気持ちを芯から理解できるわけがありません。
整形するかどうかを決めるのは自分自身です。
自分の人生ですから自分自身で決める必要があります。
整形するにしても、整形しないにしても結果は誰かの選択ではなく自分自身の決断であるべきでしょう。
日本では整形の印象は良くない。整形って悪いことなの?
日本では整形の印象が良くないです。
アイドルや女優さんがちょっとメイクを変えて印象が変わっただけでも「整形しているのではないか」なんて言われてしまいます。
この「整形しているのではないか」というのは「整形して綺麗になってよかったね」ではなく、「整形なんかしてバカみたい」というニュアンスが多く含まれています。
Before/Afterの画像を並べて、ここが違う、ここをいじった…
デビュー前の卒業アルバムなどの写真と比較して、ココとソコをいじったと騒いでいる姿もネットでよく見ることができます。
では整形が良くないことなのでしょうか?
これは個人の価値観にもよると思います。
またどこからどこまでを整形と言うのかという問題もあります。
例えば眼瞼下垂(まぶたが垂れ下がった状態)は病気ですから保険で治療ができます。
しかし歯列矯正は自費ですよね。
ところが世間的に見れば眼瞼下垂で手術をして二重になった女性に対して整形したと言うことが多く、歯列矯正を悪く言う人はいません。
目を二重にした、鼻を高くしたというのは叩かれがちですが、シワを取るためのボトックス注射はわかりにくいためかあまり批判されることはありません。
整形は悪いことではありません。
しかし批判する人がいるのも事実です。
あとは仮に批判されたとしても整形をしたいのか、批判されるのには耐えられないから整形を諦めるかの二択です。
どちらを選ぶにせよ、自分が納得した上で自分の責任で行うことが大切です。
あなた自身の人生ですから、どんな人生を選ぶにせよ自分で決めなくてはいけないのです。
整形しても将来生まれてくる子供はブス。その子の顔を否定しているようで罪悪感がある。
整形で顔を大幅に変えている場合、将来生まれてくる子供が整形前のブスな顔に似てしまうのではないかという心配があります。
- 自分と似たブスだったら可哀想。
- 昔の自分の顔を見ているようで辛い。
- ブスだったら子供を愛せないかもしれない。
- 子供の顔から自分の整形が周囲にバレてしまうかもしれない。
- ブスを理由に子供がいじめられたり差別されるかもしれない。
- 将来子供が自分の整形に気付いたらその子の顔を否定していると思われてしまうのではないか?
この悩みは答えがでない問題です。
いずれにせよ、子供に遺伝するのはあなたの半分です。
あなたから半分、旦那さんとなる人から半分。
あなたの遺伝子は必ず薄まります。
整形前の自分にそっくりな子供が生まれてくる可能性はそれほど高くありません。
しかし、間違いなくどこかにあなたの面影は出てくるでしょう。
また大事なのは、子供の人生は子供のものということです。
あなたは自分の顔がコンプレックスで仕方がないから整形をした。
これはあなたの人生で、あなたの選択です。
ただ子供も同じように考えるかどうかは分からないのです。
子供はブスを受け入れて、それでも朗らかに生きて行くかもしれません。
周囲のブスという声をはねのけて力強く生きていくかもしれません。
恐ろしいのは「あなたはブスなのよ」という呪縛を子供にかけてしまうことではないでしょうか。
そんな呪縛をかけてしまうことこそ、その子の人生を否定することになります。
どうしてもブスが遺伝してしまうのが怖いというのであれば、子供を持たないという選択もあります。
納得するまでよく考えて後悔のない選択をして下さい。