【女性の尿道は短い】残尿感、頻尿、尿漏れの対処法

残尿感

尿トラブルは珍しいことではない

女性の尿道は男性に比較して短く、細菌が侵入しやすいです。また尿道が短いため溜まった尿も漏れやすい構造になっています。尿のトラブルを感じるのは恥ずかしいことではなく、誰にでも起こりうることです。

どんな症状がある?

尿のトラブルとしてよくあるのが下半身が冷えたり疲れたしるすると排尿時に痛みが有ったり、残尿感などが起こることがあります。一日に何度もトイレへ行ってしまったり、トイレが近すぎるために外出するのが億劫になってしまうことなどがあります。

泌尿器科で治療をしよう

頻尿や残尿感、尿漏れは泌尿器科で治療することができます。病気じゃないから治療できないと諦めずに検査を受けてください。

正常な排尿とは

正常な排尿の場合、色は明るくて薄い黄色をしています。色の濃淡は呑んだ水の量できまります。極端に色が薄い場合には水の飲み過ぎですし、濃い場合には水分不足です。

1回の量は360ml~600mlです。量を測ってみて200ml以下で頻繁に尿意がある場合には頻尿です。少し我慢して1日の排尿回数を8回以内になるようにコントロールしてください。

正常な排尿の回数は成人女性で3~8回です。それ以上頻繁にトイレに行く場合には、膀胱にトラブルが起きている可能性があります。

おしっこをすると痛い?考えられる病気はコレ

膀胱炎の症状

排尿のトラブルとして真っ先に名前が浮かぶのが膀胱炎ではないでしょうか?子供の頃に「おしっこを我慢しすぎると膀胱炎になるよ!」と言われた人もいるかもしれません。膀胱炎は女性に起こりやすい非常にポピュラーな病気です。

急性細菌性膀胱炎の原因は大腸菌などの細菌が尿道に侵入したことで起こります。尿道はおしっこを出す器官のため、通常は細菌に感染しにくいです。しかしストレスや疲れなどで免疫力が低下すると膀胱炎になってしまうのです。

間質性膀胱炎は季節の変わり目や疲れたときなどに起こる病気です。特に細菌に感染したわけではないのに、痛みや残尿感が有る場合は慢性的に炎症を起こしている可能性があります。

腎盂肝炎

腎盂肝炎は尿道から入った細菌が腎臓に到達することで起こる病気です。左右どちらかのわき腹に痛みが生じ、発熱することがあります。至急、抗生物質を使って治療しなければ、命の危険にかかわることがあります。上記の症状を感じた時には急いで病院へ行きましょう。

尿路結石

尿路結石は尿管に結石が詰まる病気です。激しい痛みがあり、血尿がでます。非常に辛い病気ですから泌尿器科で石を取り除く必要があります。大きい場合には砕いて、小さい場合には薬剤で排出せます。

水腎症

尿の流れが悪くなったことで腎臓が腫れてしまうのが水腎症です。症状は腎臓に出るのですが原因は膀胱や尿道など他の部分にあります。泌尿器科での診察が必要になるので、速やかに受診して下さい。