髪が薄くなってきた(泣)女性の頭皮は疲れている。髪の悩み別対処法。

女性の薄毛

栄養補給は中と外の両方から

髪の毛の悩みは色々あります。加齢でツヤやハリが失われてしまった。細く弾力が失われてしまった。白髪が増えてきてしまった。

どの悩みもまず栄養補給が基本になります。
健康な毛髪を維持するためにはタンパク質やビタミンB群、葉酸などなど様々な栄養素が必要になります。しかし年齢を重ねると徐々に栄養が毛髪までいきわたらなくなるのです。
この加齢現象を止めることは自然の摂理に反するのでできませんが充分に栄養を補給してあげれば進行を遅らせることは可能です。

 

髪の老化は生活習慣が決める

髪の老化現象は加齢が一番の原因ですが、若くても起こることはあります。20代でも30代でも生活習慣によって髪の毛が老化してしまうことは十分にあります。

・長期的に強い日差しを浴び続けていたことがある
・10代のころから髪の毛を染め続けている
・食事制限を伴うダイエットで体重を落としたことがある
・野菜が少なく、脂っこい料理や肉料理中心の食生活をしている
・慢性的な睡眠不足状態(1日6時間以下)
・過度なストレスを抱えている

これらの条件に一つでも当てはまる人は要注意です。全て髪の毛に良くない生活習慣ですから、年齢より早く髪の毛の老化現象が始まっている可能性があります。

 

髪の毛が薄いお悩み解決法1

髪の毛が薄くて悩んでいる人は2種類のシャンプーを使い分ける方法がおすすめです。頭皮にはスカルプケアシャンプーを使い、頭皮マッサージをして髪の毛が自然に立ち上がるように刺激を与えましょう。

毛先はケラチンが配合されたものを使えば髪の毛の補修ができます。コンディショナーは毛先にだけつけるようにしましょう。根本まで付けてしまうと髪の毛のボリュームが失われてしまいます。

 

髪の毛が薄いお悩み解決法2

薄い髪の毛にボリュームを出させたいならタンパク質を積極的に食べましょう。たとえば肉や魚、豆腐などのタンパク質が髪の毛には効果的です。
同時にビタミンB群を取るとたんぱく質の吸収率がよくなります。胚芽米や玄米、ナッツ類などにビタミンB群は多く含まれています。

 

髪の毛が多すぎる人、白髪の人はどうしたらいい?

髪の毛が多すぎるお悩み解決法1

髪の毛が多すぎる人は保湿成分と油分を使って髪の毛の広がりを抑えましょう。ベタイン、各種アミノ酸などが含まれるシャンプーとコンディショナーを選んでください。油分はシリコン系ではなくツバキ油など栄養補給もできる天然植物油系が良いでしょう。

 

髪の毛が多すぎるお悩み解決法2

髪の毛の量が多すぎる人は美容室で内側の髪の毛をすいてもらいましょう。こうすることでスタイリングがしやすくなるだけではなく、通気性も良くなるので頭皮が蒸れにくくなり、フケやかゆみの原因も解消できます。

 

髪の毛が多すぎるお悩み解決法3

ドライヤーを使うときには、保湿成分の配合されたスタイリング剤やヘアオイルを毛先を中心にしてすりこんでください。

髪の毛は乾燥すると広がりやすくなるので、しっかり保湿することが大事です。またドライヤーは下から上ではなく、上から下にむかってなでつけるようにしてドライヤーの風を当てるようにしてください。

 

白髪のお悩み解決法1

今ある白髪を黒くすることは医学的に不可能です。しかしこれ以上白髪を増やしたくないなら、メラニンを分泌させるために銅、亜鉛、カルシウムなどのミネラルを摂取してください。
レバーやナッツ類、ホウレンソウ、大豆製品などに多く含まれています。食生活で不足しがちな分は、サプリメントから補っても良いでしょう。

 

白髪のお悩み解決法2

白髪のカラーリングは市販されているものを使うよりもヘアサロンでカラーリングすることをおすすめします。ムラなく白髪を染めることができますし、地肌に優しい成分の物でトリートメントもしてもらえるので髪の毛へのダメージが最少で済みます。

 

白髪のお悩み解決法3

白髪が急に増えてきているばあいには、漢方薬を利用するのも良いでしょう。漢方専門医のいるクリニックで診断を受けて処方してもらうと安心です。白髪に効く漢方は色々種類があるので自分に合ったものを選んでもらって下さい。

 

抜け毛や円形脱毛症、くせ毛、フケ・かゆみはこうして解決!

抜け毛や円形脱毛症のお悩み解決法1

抜け毛の原因はストレスやホルモンの状態などが絡み合っています。簡単にコレ!と原因を特定できるものではないのですが頭皮が緊張して血行不良になると毛根に栄養が届かなくなってしまいます。普段から血行を良くしておくことで、抜け毛の原因を一つ減らすことができます。

 

抜け毛や円形脱毛症のお悩み解決法2

抜け毛や円形脱毛症はホルモンバランスの減少が原因かもしれません。特に急激に抜け毛が増えた場合には卵巣機能の低下があるかもしれません。婦人科を受診してホルモンの状態を調べてもらいましょう。状態によってはピルなどでホルモン治療が必要になります。

 

抜け毛や円形脱毛症のお悩み解決法3

円形脱毛症は皮膚科で治療を受けましょう。
円形脱毛症は本来は体を守るためのリンパ球が毛母細胞を破壊してすることが原因です。
この他にもストレス、遺伝的要素、アレルギーなども円形脱毛症の原因となります。皮膚科で血行を改善する治療やビタミン剤などを処方してもらえば症状が改善されるでしょう。

 

抜け毛や円形脱毛症のお悩み解決法4

頭皮の状態は毛穴のつまりを見る必要があります。これは自分で見ることができないので毛髪診断士に状態をチェックしてもらいましょう。
毛穴の状態を見ることで、自分の状態にあった毛穴のクレンジングやマッサージ方法などを教わることができます。毛髪診断士のいるサロンを検索して訪ねてみましょう。

 

くせ毛のお悩み解決法

くせ毛がひどい人は美容室で縮毛矯正をかけることで改善できます。ストレートパーマより施術時間や料金はかかりますが持ちがよく効果的です。
くせ毛は遺伝によるものがほとんどですが、年齢による髪の毛のうねりは頭皮マッサージをして毛根を刺激することで毛穴を引き締めて下さい。

 

フケ・かゆみのお悩み解決法

フケやかゆみは自然乾燥のままにすると頭皮で細菌が繁殖し原因となります。髪の毛を洗ったあとにはドライヤーでしっかり乾かしましょう。
状態があまりにひどい場合には皮膚科で脂漏性湿疹の治療をしましょう。また使用中のシャンプーやコンディショナーが合わないこともあります。使用を中止して様子を見ましょう。

 

頭皮マッサージで血行を促そう

乾燥が気になる場合には、髪の毛にヘアオイルを。フケやかゆみが気になる場合にはスカルプケアローションを使うと良いでしょう。

頭皮マッサージで頭皮を刺激すると毛細血管の流れが良くなります。毛根に栄養が贈られるので、抜け毛が減り髪の毛のハリが生まれます。

 

頭皮マッサージのやりかた

1.サイドから頭頂部へ
頭皮マッサージは親指を支店にして円を描くように両サイドから頭頂部へ向かってゆっくり指を動かしていきましょう。

2.生え際から頭頂部へ
次はこめかみに親指を当てて、残りの指を使って生え際を刺激します。そのまま少しずつ頭頂部へ向かって移動しましょう。

3.頭皮と顔を刺激
両耳の上の髪の毛を束にしてつかみましょう。そのまま斜め上にひっぱって頭皮と顔の皮膚に刺激を与えて下さい。

4.後頭部からうなじを刺激
後頭部からうなじを刺激しましょう。次に髪の毛をざっくり二つにわけて頭皮をつまみあげて刺激します。

5.耳元の皮膚と頭頂部
最後は親指を耳の近くにあて、他の指は両サイドへあて耳元と頭頂部の皮膚を刺激しましょう。

頭皮のマッサージは毎日したほうがいいです。髪の毛を洗ってタオルドライしたあと、ドライヤーをする前に習慣化すると良いですね。難しくないので、ぜひ続けてみて下さい。

 

ホルモン治療で抜け毛が改善することもあります【A子さんの場合】

仕事の忙しさから生理不順に

就職して3年目。仕事でも責任のある仕事も任されるようになり、充実した日々を過ごしていました。
そんなとき、同じ部署の先輩が育児休暇を取ることになりました。1年間の期間限定ということもあり、人員の補充はなく先輩の仕事も私が引き継ぐことになったのです。仕事量は一気に多くなり、3か月もすると生理が不順気味になりました。

それでも仕事は楽しかったこともあり、やりがいも感じていたので睡眠も満足に取れない日々でしたが髪の毛を振り乱して頑張っていました。
ゆっくりお風呂につかることもできずシャワーを浴びたら倒れるようにベッドにもぐりこみ、また早朝になると出社。そんな毎日を繰り返しているうちに、生理があることのほうが珍しいという状況になっていました。

 

バスタブに無数の抜け毛が!

忙しい日々のなか、久しぶりにお風呂に入ったときにバスタブを見て驚きました。無数の髪の毛が浮いていたんです。
自分でもホラー映画かなと思うような感じで、ぞっとしてしまいました。慌てて鏡を見ると髪の毛の分け目がくっきり…。

忙しくて自分の身なりにもあまり構わなくなっていたのでじっくり鏡を見る暇もなかったんです。そして知らず知らずのうちに抜け毛が進行し、自分でも驚くような状態に。

 

心療内科もある女性外来へ

抜け毛の原因はなんとなくストレスが原因なのではないか?と思い慌ててすぐに心療内科もある女性外来の皮膚科へ行くことにしました。
そこで「最後に生理がきたのはいつ?」と聞かれたのですが一体最後の生理がいつだったのかも思い出せない始末。

そこで婦人科を受診してみたところ、女性ホルモンがかなり低下していることがわかりホルモンバランスを整えるために、低用量ピルが処方されました。

また同時に生活の見直しが必要だと言われました。
そこで会社の上司にも相談し、また育児休暇から先輩が戻ってきたこともあり仕事の分担も軽くなり、ようやく人間らしい生活が送れるようになりました。
次第に抜け毛も減り、毛が生えてくる実感もありました。ストレスでそこまで抜け毛が増えてしまうって、本当に怖いですね。