陰部の臭いで困ること9選。「もしかして他人に気付かれてるかも」

【陰部の臭いで困ること1】他人に気づかれないか心配

陰部の臭いが気になる。
女性にとってとても重大な悩みですよね。

トイレに行くたびに、下着を下ろすたびに「臭い…」と思ってしまう。
これはとても憂鬱な問題です。

まず確認しなくてはいけないのが「本当に臭っているのか」ということです。
他人から気づかれてしまうほど臭いのか?
臭いの原因は何なのか?
もし臭っているならどんな対策が必要なのか?
ということをチェックしなければいけません。

なぜ本当に臭っているのか確認する必要があるのかというと、本当は臭っていないのに臭いを感じてしまう「体臭恐怖症」というものがあるからです。

普通レベル~ちょっと気にしたら十分なレベルなのに体臭恐怖症だから臭いを強く感じてしまうケースです。
この場合は必要なのは臭い対策よりも心のカウンセリングになるでしょう。

サクっと病院で検査してもらおう

実際に臭うか臭わないかというのは検査をしなければ分かりません。
セルフチェックで自分が臭うかどうかはチェックできますが、他人が感じるレベルで本当に臭うのか?という点はチェックできないのです。
それは先にも述べたように、体臭を嫌悪してストレスを感じているからこそ臭いが強く感じられてしまうケースが隠れているからです。

親御さんやご友人、恋人といった方に臭いを嗅いでもらって他人が臭いを感じるかどうかを調べれば病院で検査をする必要はないのですが、なかなか他人に陰部の臭いや下着の臭いをチェックしてもらうというのは頼みにくいものがありますよね。

ですから、病院で検査してもらうのが一番です。
病院では実際に臭うのかどうかを診断してもらえます。
実際に体臭がしているのか、していると思いこんでいるのか、体臭はあるが治療が必要なのか、不要なのか。
正しく診断してもらえますから自分で臭いを気にするよりも確実です。

【陰部の臭いで困ること2】恋愛・セックスに積極的になれない

陰部が臭い。
たったそれだけで恋愛・セックスに積極的になれないのは悲しいことです。

恋愛が人生のすべてだ、なんてことはありませんが、好きだな、素敵だなと思う相手がいるのに積極的になれない。
いいよってきてくれる人がいるのに積極的になれない。
そろそろ恋愛がしたいのに、積極的になれない。
というのは、とても悲しいことです。

どんなに恵まれていると周囲から思われている人でも誰しもコンプレックスを抱えているものです。
家事が苦手だとか、太っているとか、胸が小さいとか。

そんな中でも「臭い」というのはなかなか根深い悩みでしょう。
家事が苦手なら上達すればよい。
太っているなら痩せれば良いですし、太っている女性が好きな人も多いです。
胸が小さいのも、胸が小さい男性と恋愛すればいい話です。

ただ、陰部が臭いというのは、陰部が臭いのが好きな人と交際すれば良いということにはなりませんよね。

臭いフェチの男性もいるけれど…

中にはワキガの臭いが大好き!という臭いフェチの人もいます。
しかし実際にそういう人と巡り合うのは難しいですし、臭いフェチの人と交際がしたいというわけでもないでしょう。
なんの悩みも解決していないわけですから。

まず考えるべきは治療についてです。
あれこれ対策をしてみても臭いが気になるということは、すそわきがの可能性が高いです。

これに関しては対処療法でかなり軽減される人もいれば、ほとんど臭いが軽減されない人もいます。

もし軽減されないパターンであれば、これはもう根治治療を視野にいれるべきです。
すそわきがの治療は美容クリニックや美容皮膚科で行えます。
まずはカウンセリングを受けて、どんな方法があるのか?
自分にはどの方法が必要なのかを調べて見るのが良いでしょう。

【陰部の臭いで困ること3】婦人科検診、健康診断が憂鬱

婦人科検診では乳がん検査や子宮がん検査を行います。
この子宮がん検査というのは下着を取って検査をしますから陰部の臭いが気になるときには憂鬱になってしまいますよね。

「陰部が臭わなかったら堂々と検査を受けられるのに…!」って思っているかもしれませんね。
でもほとんどの人は婦人科検診の前には陰部をキレイに洗ってから診察を受けます。
「普通の人」でも臭いや汚れ対策は行っているんですね。
歯医者に行く前に歯磨きを念入りにするのと一緒でしょう。

婦人科検診の前にも入浴してしっかり身体を洗えば大丈夫です。
婦人科検診をまさか一日仕事をしたあとに受けるということはないでしょう。
平日に休みを取ったり、仕事に行く前に寄っていきますよね。
朝のうちにキレイに洗って、キレイな下着を着用していけばそれほど臭いが気になることはないでしょう。

なんのための検診なのか?

そもそも婦人科検診や健康診断は何のためにあるのでしょうか?
これはあなたの身体に異常がないかを調べるためです。

臭いが凄く気になってしまう、というのも健康問題の一つですから憂鬱になるよりも相談してみるのが良いでしょう。

検診を受けるときに、臭いが気になっていることを告げれば健康的に問題がないかなどを調べてくれます。

臭いが気になるから隠す、というのはなんのための検診なのかをぜひ考えてみてください。

婦人科検診で性病が見つかることも珍しくはありません。
臭いが気になるといえば、きちんと性病はないか、何か別の問題で臭いが発生しているのではないか、という点を見てくれます。
ぜひこの際に、お医者さんにきちんと見てもらいましょう。

【陰部の臭いで困ること4】相談できる人がいない

「陰部の臭い」について相談できる人がいないというのはごく普通のことです。
ほとんどの人がそんなデリケートな悩みを打ち明けられる医療のスペシャリストのような友人はいません。

彼氏が結婚を考えてくれないとか
好きになった人が結婚していたとか
転職しようか迷っているとか
新しい彼氏の前戯が長すぎるとか
義理の母親が嫌味ばっかり言って困るとか。

そういう相談なら本当に親しい友人になら打ち明けられますし、友人も必要に応じて愚痴をきいたり共感をしめしたり、適切なアドバイスをすることもできるでしょう。

しかし「アソコが臭くて悩んでる」なんて言われても「私もー!臭くなるよねー!」なんて会話は難しいですよね。
気軽に話せないのが当たり前です。
仮に相談されても相手も困ってしまうでしょう。
「病院に行きなよ」くらいしか返す言葉がないからです。

相談すべき相手は友人や彼氏ではなく医者!

陰部の臭いの相談をすべきや友人ではありません。
両親でもなければ、姉妹や上司でもありません。

性的交渉を持っているパートナーがいるなら、「陰部が臭ってるような気がするんだけど、気にならない?」と聞くことができるかもしれませんが、やはり相談すべき相手ではありません。

脳腫瘍かもしれないと悩んでいる時に医療関係者でもない素人に相談しても意味がありませんよね。
本当に脳腫瘍かどうかを判断できるわけではないからです。
脳腫瘍とわかったあとに苦しみを打ち明けるなら別ですが。

相談しなくてはいけないのは、皮膚科や婦人科の医師なのです。
医療のスペシャリストである医師なのです。
そして性病が隠れていないか、すそわきがなのか、臭いに過剰反応しているだけで、問題ない程度の臭いなのかというのを判断してもらわなくてはいけないのです。

【陰部の臭いで困ること5】人との距離が近くなる場所が苦手

陰部の臭いが気になると、人と距離が近くなる場所というのがとても苦痛に感じられると思います。

実際に臭っているのか、気づかれているのかはわからなくても
「もしかして臭いと思われているかも」
「汗出てきた!臭うかも!」
なんてハラハラしてしまって精神的によくありません。

焦りが生じると嫌な汗が出ます。
いわゆる脂汗です。
運動をしたときにかくさらっとした汗と違って、このじわ~、じとっとしてかく汗は文字通り皮脂を多く含んでいて体臭の原因となる汗です。

皮脂が豊富=栄養が豊富ということなので雑菌が繁殖しやすくなり、誰でも体臭が強くなりますし、スソワキガの人はより臭いが強くなってしまうのです。

臭いかも。臭っているかも。
そう思うことがより悪臭を強める原因になるとは皮肉なものです。

実際に体臭のしない人など存在しない。過剰に気にしすぎの場合もある

そもそも体臭=悪いもの、だと思っていませんか?
最近ではスメハラと言われるように、たしかに鼻をしかめてしまうような悪臭は嫌がられてしまいます。
しかし実際に体臭のしない人など存在しないのです。

どんなにキレイな女優さんでも汗をかけば汗臭くなります。
どんなにカッコイイ俳優さんでもニンニクを食べれば口臭がします。
体臭のない人など存在しないのです。

強すぎる体臭は嫌がられますが、過剰に反応して他の人は臭わないのに、私だけ臭い!!と卑屈になるのはやめましょう。
誰しもが多かれ少なかれニオイ対策をしているものです。
一々対策していると言わないだけなのです。

焦れば焦るほど体臭は強くなってしまう負のスパイラルです。
しっかり対策をしたら、大丈夫!と開きなおることも大事なのです。

【陰部の臭いで困ること6】汗ばむ季節や冬のこたつが苦手

汗ばむ季節、冬のこたつ。
臭いが気になる人にはどちらも辛いものがありますね。

冬のこたつは、自宅には置かなければ問題ありませんがお友達の家にお邪魔したときに、こたつだとちょっと困ります。
蒸れるし、密閉に近い環境なので臭いがこもってしまいます。

汗ばむ季節も困り物です。
汗をかけばかくほど陰部も蒸れてしまうので臭いが気になってしまいますね。

しかし夏は嫌がってもやってきます。
回避することはできません。
一日中クーラーの効いた部屋にいるわけにはいきません。
働いていれば仕事に行かなくてはいけませんし、学生さんなら学校に行かなくてはいけません。

汗ばむ季節を避けられない以上、できることは対策しかありません。
臭い対策をしっかりして、できるだけ臭わないようにしなくてはいけません。

臭いを気にしすぎないこと

暑い時に汗ばんでしまうのは仕方ないことです。
気にしすぎないことが大事です。

性病の可能性があるなら診察を受けて治療しましょう。
すそわきがの臭いが強すぎるならクリニックで外科的な治療も視野に入れたほうがよいでしょう。

デオドラント製品を使ったり、食生活に気をつけたり、おりものシートを使ったりと対策をしっかりしたらあとは気にしすぎないことが大事です。

コンプレックスは気にすれば気にするほど、余計に気になってしまうのです。
臭うかもしれないと強く思うから、些細な、誰にも気づかれないようなレベルの臭いでも「やっぱり臭い!」と気になってしまうのです。

汗ばめば多少の臭いは誰でも起こるものです。
周囲の人はあなたが思っている以上にあなたの臭いを気にしていません。
気にしすぎないことも大事です。

【陰部の臭いで困ること7】水着やスカート、ショートパンツになるのが怖い

陰部の臭いが気になるとき、薄着になるのは怖いですよね。
水着なんて特にノーガードなので、臭いが拡散してしまいそうです。

ところで実際、水着になると相手の体臭がよくわかるのでしょうか?

あなたの陰部はお風呂に入ってキレイにあらった直後でも脱衣所が臭くなるくらい臭うのでしょうか?
お風呂に入っている最中にも陰部の臭いが気になりますか?

もし「お風呂に入る前」には臭いが気になっても、お風呂で洗った後やお風呂に入っている最中に気にならないのであれば水着になっても臭いがするということはないでしょう。

水着になるというのは海やプールでしょうから事前にお風呂に入ってから行くことができますし、水に使ってしまえば臭いが拡散することもありません。
それに水着になるのはとても広く開放された場所ですから、潮風や塩素の臭いもあり陰部の臭いは気にならないでしょう。

スカートやショートパンツは陰部の臭い対策にむしろ有効

陰部の臭いが気になるとき、できるだけ臭いが外にもれないように生地の厚いジーンズを履いたり、スカートやショートパンツの下にレギンスを重ね履きしたりと工夫をする人が多いようです。

しかし悪いことというのは隠そうとすれば隠そうとするほど収拾がつかないことになってしまうように悪臭も隠そうとすればするほど「こもって」しまいます。

陰部を密閉するということは外には臭いがもれないかもしれませんが、通気性が悪くなり、汗をかきやすくなり、雑菌が繁殖しやすくなります。
つまり密閉すればするほど悪臭は強くなってしまうのです。

一日ジーンズを履いて過ごしてお風呂に入ろうと思ってジーンズを下ろせば一日閉じ込め続けた臭いが封印から解き放たれるわけですから、より臭いを強く感じてしまうでしょう。

それよりも通気性のよいスカートやショートパンツは理想です。
ほどよく涼しいので汗をかかずに済みますし、臭いもこもらないので陰部の臭いは軽減されるでしょう。

【陰部の臭いで困ること8】病院に行った方がいいのかどうかがわからない

陰部の臭いで悩んでいるとき、病院に行けばよいのかという判断はなかなか難しいというところがあるでしょう。

病院の先生とは言え「陰部の臭いが気になるんです」と相談するのは若い女性にとって、とても勇気のいることです。

でも、もし何か病気が隠れているとしたら?
可能性は少ないかもしれません。
恥ずかしいかもしれません。

しかし病院に行けば数千円で「安心」を買うことができるのです。
先生に「性病ではありませんよ。これくらい普通です。
臭いが気になるなら清潔にすれば大丈夫」と太鼓判を押してもらえれば、とても安心できますよね。
今後は自分の臭いを気にせずに暮らせるでしょう。
安心を買うためだと思って、迷ったら病院へ行ったほうが良いです。

病院に行くのを迷ったら「万が一」を考えてみてください

もし性病だったら?
→放置した結果、治療が困難なほど病気が進行してしまうかも
→性病が将来の不妊の原因、流産につながるかも
→あなたのパートナーもすぐに治療受けなければなりません

そう考えると、怖くないですか?
病院に行って性病でなかったら、数千円が無駄になるだけです。
でも恥ずかしい、お金がないと検査をしなければ、万が一本当に性病だったときには大変なことになりかねません。

実際にお医者さんからすれば、毎日何十人も診察する中の一人です。
似たような悩みを抱えて次から次に患者さんがやってきます。

あなたの陰部の悩みを個人的にどうのこうの思うこともなければ他人に面白おかしく話すこともありません。
問題がなければ1回受診すれば済むことですから行くか迷ったら病院で診察を受けましょう。

病院へ行くなら何科?

陰部の臭いが気になる時。
どの病院へ行けば良いのでしょうか?
内科?皮膚科?婦人科?泌尿器科?どこに行けば良いのでしょうか。

どの病院へ行けば良いのか?
これについては個人差があります。

まず「臭いのチェックをしたい」場合

自分が本当に臭っているのか?
臭いの強さはどのくらいなのか?
治療が必要なレベルなのか?
これは皮膚科で確認してもらうことができます。

次に性器やおりもの、月経に異常がある場合

  • 性器がかゆい、腫れている、ただれている、ヒリヒリする、湿疹ができている
  • 性交時や性交後に痛みや違和感がある
  • おりものの色が変、臭い、多すぎる、泡立っている
  • 不特定多数と性交渉を持った
  • 月経が不順、不正出血がある、生理が長く続く、大量に出血する

これらに該当する場合には性病が原因で陰部が臭いのかもしれません。
性病は性器に異常が起こる病気で、性交渉を持ったことない人でも感染する恐れがあるものです。

何らかの異常がある場合には婦人科を受診しましょう。
性病なのか、性病ではないのかをまず判断してもらうべきです。

すそわきがの可能性が高い場合

美容クリニックや美容皮膚科などですそわきがの治療を積極的に行っている病院を受診しましょう。

可能性が高いのは、ワキガ体質の方、親族にワキガの方がいる方。
耳垢がベタベタしているタイプの方、陰部やわきの下が黄色くなる方。
他人から陰部の臭いを指摘された方は、すそわきがの可能性が高いので直接美容クリニックや美容皮膚科を訪れるのが良いでしょう。

【陰部の臭いで困ること9】消臭石鹸やクリームを試しているが全然良くならない

消臭石鹸やクリームを試してみても、さっぱり臭いが改善されない場合。
そして性病らしき兆候も全く見られない。
となれば、残る可能性はすそわきがです。
それもかなり臭いが強いタイプのです。

この場合には、一番有効な方法は外科的な治療です。
美容皮膚科や美容クリニックなど近場ですそわきがの治療ができる病院施設を探してみてください。

自費での治療になるため、すそわきがの治療にはお金がかかります。
しかし最近ではかなり治療技術も高度になってきており、かなりの確率ですそわきがを改善することができます。

実際に手術を受ける/受けないは別として手術が必要なレベルのすそわきがなのか、他に治療法や対処療法がないのかカウンセリングを受けることがきっと役立ちます。

心因性の可能性もある

もし性病でも、不衛生にした結果でも、すそわきがでもないのであれば残る可能性は心因的や脳の病気、鼻の病気といったものが考えられます。

実際に陰部が臭っているわけではなく「臭っていると感じて」しまっているのかもしれません。

誰かに「臭い」と言われた記憶がトラウマで実際に陰部の臭いがするわけでもないのに過剰に反応してしまっている。
と言ったケースでは必要なのは陰部の臭い対策ではなくカウンセリングなど心のケアになるでしょう。
また、脳の腫瘍や障害などから実際にはない臭いを感じてしまうということもあるようです。

いずれにせよ、これは個人で判断できることではありません。
まずは皮膚科などを受診してみてください。
実際に臭うのか、他人にも感じられる臭いなのかを確かめる必要があるからです。