【昔、中絶した】涙も出ない。私は無情なのでしょうか?

Q)20代前半の頃に元彼の子を中絶しました。でも一度も泣いたことがありません。私は無情ですか?

A)正常な反応です。

中絶手術をすると、自分の中にぽっかり穴が開いてしまったとかおろしてしまったことを後悔して泣きくれるという反応が一般的のようにされています。しかし実は罪悪感もない、涙もでないという人もいるのです。これは望んだ結果の妊娠ではなかったことや、初期の中絶で実感が伴わないことがあります。

男性が中絶に実感がわかないように、妊娠の兆候などを感じなければ生理がただ遅れただけ程度の感覚で「赤ちゃんをおろした」という実感が伴わないのです。

ただ今悩んでいないから、苦しんでいないから将来にわたってそうだとは限りません。将来子供を産んで、育てているときにフラッシュバックして悩み苦しむ方もいます。罪の感じ方、背負い方は人それぞれですから正常も異常もないのです。

【昔、中絶した】両親、婚約者に話してスッキリしたい。どう切り出す?

Q)20代前半の頃に元彼の子を中絶しました。両親や婚約者に話してスッキリしたいのですが、切り出し方が分かりません。

A)スッキリするために言うのは、あまりに都合がよすぎる

中絶した過去を、自分がすっきりするために両親や婚約者に打ち明けるのはあまりにも都合がよすぎる、自己中心的な行為です。

今さら告白されても過去を変えられるわけではありません。中絶した事実が消えてなくなるわけではありません。スッキリしたいから言うというのは、自分の罪を相手にも背負わせたいということです。それがどれだけ残酷な行為か良く考えるべきでしょう。

特に婚約者ですが、中絶を理由にあなたと別れることを考えるかもしれません。倫理的に許せないと言う人もいるからです。だったら付き合う前に言って欲しかった、と思うでしょう。

どうしても中絶した過去を打ち明けなくてはいけない事情があるなら別ですが自分のために打ち明けるというのは誠実な行為とは言えません。ここまで黙っていたのであれば、最後までお墓に持って行くのが筋です。

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