夫に対するものの言い方をもっと考えればよかった
日本という国に生まれて、慣れ親しんだ母国語を使っているはずなのに、ついついキツイ言い方をしてしまう。言葉って本当に難しいもんだと思います。
言葉が強い人、キツイ人というのはいくつか特徴があります。
- 相手に多く求めてしまう→できなかったとことを叱責してしまう
- 上から目線→相手へ敬意を払わずに意見を押し付けてしまう
- 柔軟性がない→自分の意見だけが正しいと思い、押しつけてしまう
- 語彙力がない→命令口調になったり、オブラートに包めない
相手に多く求めてしまうから、できなかったときに期待が大きかった分、出来てないことに目が向いてイライラしてしまうのです。自分の考えが正しくて、自分のいうことに正当性があると思うから自分の意見を押し付けてしまうのです。
言葉に、あなたの人格が表れていると言えるでしょう。
理論で言い負かしても、感情は動かせない
例えば何度言っても深酒を辞めない。何度言っても、靴を脱ぎ散らかす。
確かに、お酒の飲み過ぎは体に悪いです。靴を散らかすのも良いことではありません。
しかし正義が自分にある、と思っているうちはついつい言葉が強くなります。これは悪いことをしているときには罪悪感がストッパーになりますが、自分が正しいと思っているときにはストッパーがないからです。
正論を言って相手を追い詰めれば反省を促せるわけではありません。いくら正しいことでも「それはその通りです、あなたが正しいです」と全面降伏するのではなく、ただ、相手の反発を強めるだけです。
相手をやりこめよう、自分の意見を通そうとするのではなく、相手の意見も聞きながら、お互いにちょうど良い着地点を探さなくてはいけませんね。
お互いの仕事についての理解が足りなかった
お互いの仕事について理解が足りなかったというのは、お互いに相手に「自分の仕事の大変さ」を押し付け合っているからです。
- 私の仕事は夜遅くまであるんだから、帰ったら夕飯くらい作って欲しい。
- 俺の仕事は朝早く起きるんだから、ゆっくり寝てないで朝食くらい作って欲しい。
- 私の仕事は休みが不定期なんだから、土日にだらだされているのはイライラする。
- 俺の仕事は平日忙しいんだから、土日くらいはゆっくりのんびりしていたい。
こうしたお互いの仕事への不満を相手に押し付け合っているだけです。自分がこんなに辛い、大変、しんどい思いをしているのに相手が自分を思いやってくれないとイライラして相手を責めてそれが喧嘩の原因になってしまうのです。
理解をするのは無理
相手に自分の苦労、大変さ、つらさを理解してもらおうと思っても、無理です。元から思いやりが強い性格の人であれば、相手の大変さを理解することができるかもしれません。
しかし離婚問題まで発展してしまったという以上、お互いに相手を思いやることができていないのです。それを無理に理解させようとするのは、相手をコントロールするということです。これは無理です。
自分の苦労は自分で背負わなくてはいけません。相手が少しでも背負ってくれるかも、と期待すればするほど理解してくれないことに不満が募ってしまうのです。
自分が大変なんだから思いやって欲しい。理解してほしいと思うのは仕方ないことですが相手が理解してくれたら「ラッキー」なのです。相手に自分の苦労を押し付けるのは辞めなくてはいけませんね。
家事や仕事に追われて気持ちに余裕がなかった
家事や仕事に追われて気持ちに余裕がない時、誰だって疲れ切ってしまいますね。
結婚は一人の大人と一人の大人が一緒になるということです。収入が増え、家事の負担は半分にするので負担が減る。これが結婚です。1人1人が独立して暮らすよりも、物理的にも精神的にも楽になる。これが結婚なのです。
しかし仕事をしているのに、家事も全部やるというのは負担が増えるだけで何もメリットがありませんね。これは結婚とは言えないでしょう。
世の中には結婚すると自動的に奥さんが家事をするものと思っている男性もいます。しかし、これは随分古臭い考えですね。もし奥さんが家事をすべて負担するのであれば収入のすべてを旦那さんが負担しなければフェアではありませんね。
考えを変えるのは難しい
結婚すれば女性がすべて家事をすべき。そう考える男尊女卑的な思考を変えるというのは難しいです。相手からすれば、女性の仕事なのだから自分には無関係だと思っているのですから話し合いをしても考えを変えるのは難しいでしょう。
それでも離婚はしたくないと考えるのであれば変えられるものを変えなくてはいけないでしょう。変えられるのは自分のことだけですから仕事をセーブする、共働きの収入を使って家事を外注するしかありません。
結婚相手にそういう考えの相手を選んでしまったのですから今さら相手を変えようというのは無理です。理想ではあなたの家事負担に理解を示して自分も家事を担って負担を軽減してくれればよいのでしょうが、それは難しいですね。
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