【離婚相談したい主婦の後悔】自分の育った環境や習慣を夫に押し付けてしまった

夫を自分の父や兄と比較してしまった

愛した人を誰かと比較して貶めるというのは、やってはいけないことです。

  • 「私のお父さんは35歳の時には年収700万はあったんだって」
  • 「私のお兄ちゃんなら、いつでも私を優先して我儘を聞いてくれたのに」
  • 「うちの弟はアメフトやってて、体を鍛えてるのに、あなたは中年太りね」

こんなセリフは絶対に言ってはいけないことなのです。もしも、同じことをあなたが旦那さんから言われたら、どう思いますか?

  • 「俺の母親は忙しい時でも、家事を手抜きしたことなんかなかった」
  • 「俺の姉は手際がよくて、いつでも美味しい料理を作ってくれた」
  • 「俺の妹はスタイルがよくて、体重も45㎏をオーバーしたことない」

こんな風に比較されてしまえば、あなたの立場がないでしょう。だったら「どうして私の結婚したの?」と思ってしまうのではないでしょうか。

誰でも比較はされたくない

これが、「友達」でも「元カノ」でも、比較をされるというのは良い気持ちになりません。仮に「元カノより、お前のほうが料理が上手い」と言われたとしても同列に並べて比較をしているという次点で、やはり良い気持ちはしないと思います。

好きな人にとって、唯一無二の存在でいたいと思うのは当然の感情です。誰かと比較して1位、なのではなく、自分だけが存在したいのではないでしょうか?

もし夫と誰かを比較してしまっていたのであればとても不愉快なことをしていたのですから、きちんと謝罪をしなければいけません。

旦那さんは旦那さんで唯一無二の存在です。他に代用の効く存在ではないのです。比較をするということは、その人格を無視した行為です。相手を尊重していれば、できることではありません。離婚するにせよ、真っ直ぐに、謝罪をすべきですね。

自分の育った環境や習慣を夫に押し付けてしまった

例えばお醤油一つとっても、地域性が出ますよね。関東の濃口醤油、関西の薄口醤油、九州の甘い醤油。それぞれ慣れ親しんだ味があって、好みの味があります。

バターを塗ってから食パンを焼くのが好きな人もいれば、焼いてからバターを塗るのが好きと言う人もいます。パンも6枚きりがいい人、4枚きりがいい人、色々です。

目玉焼きには断固醤油!と言う人もいれば、塩コショウ派もいるでしょう。かたやきがいいか、半熟がいいかというのもあります。

たかだか食事一つとってみても、これほど好みが違うのですから、この環境や習慣をすり合わせるというのは大変です。

がっつり近所づきあいするのが当たり前の地域で育った人と隣にだれが住んでいるのかも定かではない地域で育った人。分かりあうのは至難の業なのです。

今後誰と結婚しても起こりうる

相手の環境、習慣、価値観などのすり合わせというのはどんな人と結婚しても起こることです。この先、離婚が成立して、再び出会いがあって結婚することになったとしても必ずすりあわせなくてはいけません。自分の好きなようにだけしたい、自分の育った環境こそ「常識」だと思うのであれば、一生1人で過ごす覚悟をしなくてはいけないでしょう。

結婚とは一人の大人と一人の大人が、共に生涯を支え合う契約です。どちらが正しくて、どちらが常識で、どちらが優先されるべきなどはその時々によって違うのです。

もし、今からでも譲れる部分があるのなら、反省して話し合って見るのも良いでしょう。誰と出会っても、やらなくちゃいけないことなのであれば、今、旦那さんと苦労するのも同じです。自分のことを押し付けてしまったというのですから、相手の意見を聞くようにすれば、再構築の道もあるのではないでしょうか?

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