【PMS症状別対処法】仕事にやる気がでない。

あらかじめPMSの症状が出そうな期間を把握して仕事を組み立てる

PMSのトラブルは、仕事を頑張っている人に強く出る傾向があります。日頃から適当に仕事をしていたら、PMSに振り回されてしまうこともありませんね。いつも通り、適当にだらだら仕事をしているのですから大した問題にはなりません。

普段から仕事と真剣に向き合って頑張っているからこそ、朝起きれない、仕事にやる気が出ない、憂鬱で仕方ない、ぼーっとしてしまうと悩んでしまうのです。

日頃からバリバリ仕事をしている人は賢い人が多いです。PMSの知識を正しく身に付ければ、解決もあっという間です。疲れているのも、人と話すのが億劫なのも、自分のせいじゃない。ホルモンバランスが崩れえしまったからなんだと責任を転嫁することができます。

PMSの症状が辛いときには、基礎体温計をつけて生理周期を把握しましょう。そしてPMSの症状がこの辺りの期間に出るな、と分かっていたら、頭が冴える生理直後の期間に仕事を前倒しで片づけておいたり、出張の日程をできるだけずらしたり、重要な仕事を入れないなど、仕事に緩急をつけるようにしましょう。

そしてPMSが起こる期間には書類の整理など単純作業に充てたり、生理休暇をずらして取得する、残業せずに早めに帰宅するなど対処をしましょう。PMSを理由に会社を休むというのはなかなか難しいことですが、女性の間だけでもPMSというものがあることを広げ、お互いにフォローできる体制を作っておくとぐんと楽になります。

男性の上司に説明してみよう

PMSによって女性には辛い時があるというのはなかなか男性は理解していません。この概念自体が比較的最近広まったものなので、年配の人の場合にはPMSの存在自体を知らないことも多いです。

PMSについて相談するなら男性上司が良いでしょう。男性は一般的に理論的に納得できると、それを実行する能力に長けています。ですからPMSでこんな症状が起こることがあること。自分ではどうしてもコントロールしきれないことがあることを知れば、体調が悪いので早めに帰宅をしたり、仕事内容に配慮してもらうこともできるでしょう。

日頃から真面目に働き、上司と十分なコミュニケーションを取っていれば「これだから女は」と信頼を失うことはありません。上司にも奥さんや恋人がいますから、そういえば自分の奥さんにもPMSに当たる時期があったなと、気づいてくれるはずです。

女性上司の場合には「自分も辛い時期があったけれど、乗り越えてきた」という経験がありますから、同様に無理してでも頑張れと自分基準で考えてしまいがちなところがあります。PMSに関しては、不思議なことに年配女性のほうが厳しい目を持ちがちです。嫁姑関係と一緒で、自分にできたんだから、できない筈がない。それをしないのは甘えであると考えてしまうのです。

第三者としてフラットな目線を持っている男性上司のほうがPMSの正しい知識を身に付ければ理解も早いでしょう。

PMSの存在を社会へ訴えて行こう

PMSで辛い時があること。努力はするけれども、どうしても感情がコントロールしきれない時があること。仕事を調整したりする必要があること。こうしたことを伝えるためには、PMSで感情が高ぶっていない時が適しています。

PMSで感情が高まっているときには、どうしても悲劇のヒロインになりがちで話が過剰になってしまう傾向にあります。カウンセリングでもPMSの時の女性の話は8割だと思って聞くという鉄則があるほどです。感情的にならずに、落ち着いて論理的に説明する必要があるのでPMSを避けて調整していかなければなりません。

女性が声をあげないかぎり、PMSなどを男性は知りません。そうするとどうしても男性のペースで組織づくりが進められてしまいます。最近ではセクハラの概念なども入ってきていますから会社自体の思想も柔軟になってきています。PMSで辛いときなのに、無理に仕事を押し付けられて困っているなら、労働組合に相談してみるのもいいです。

近年、女性が社会進出するのは当たり前のことになっています。これまで男性が中心になって作られてきた社会ですから、女性への理解を示してもらうことが今後は求められます。そのためにも自分がまずPMSについて学び、コントロールする。その上で男性にもPMSについての教育をしていきたいですね。

目次 PMSの悩みを解決してスッキリ!