【ピルの飲み合わせと定期健診】この薬とサプリに注意！

薬には相互作用というものがあります。これは薬単体で飲む分には問題がないけれどある一定の作用を持つ薬と一緒に飲んでしまった場合、効果が半減してしまったり、過剰になってしまったりするものです。こうしたトラブルを防ぐため、病院で薬を処方してもらうときには現在服用中の薬はないか？と聞かれます。

ピルはホルモン剤に分類される薬剤で、相互作用のある薬が存在しています。例えば、風邪を引いたときに処方されることの多い抗生物質ですがピルの効果が低下してしまうという報告があります。特にテトラサイクリン系抗生物質とペニシリン系抗生物質を飲むと避妊がしっかりできなくなってしまいます。

ちょっとした風邪で病院に掛かるのだとしても医師に必ずピルを利用していることを伝えるようにしてください。そしてテトラサイクリン系抗生物質とペニシリン系抗生物質以外の抗生物質を処方してもらうと良いでしょう。

ただし、ドラッグストアで販売されている、いわゆる市販薬（処方箋なしで購入できる薬）にはピルに相互作用のある薬はありません。ちょっと風邪を引いたから市販薬を飲むと言う分にはまったく心配はいりません。

また市販のサプリメントも特に心配せずに飲むことができるのですが、唯一セント・ジョーンズ・ワート（セイヨウオトギリソウ）含有食品だけはピルの吸収を悪くしてしまうので注意が必要です。購入する際には含まれていないかどうかをよく確認してください。

いずれにせよ、病院を受診する際にはどんな理由で受診するにせよ、必ずピルを利用していることを申告するようにしてください。

ピル服用中は定期健診を受けておくと安心

ピルは通販でも購入できます。病院で処方してもらえば１シート３０００円くらいするものが通販だと１０００円～くらいで購入できてしまいます。送料を含めたとしても、まとめ買いすれば半額以下で購入できることになります。

また病院は受診して問診を受けなければ（内診は必要ありません）ピルを処方してもらうことができません。
このため、どうしても通販で購入したくなる方が多いと思います。通販でピルを買うこと自体は悪いことではないのですが通販を利用する場合には必ず念頭に置いておきたいことがあります。ピルにも副作用があるということです。副作用というのはあなたの体にピルが合う／合わないということではありません。