【妊娠中に太りたくない】妊娠中のカロリーコントロール法

妊娠中は体重管理が必要になります、太り過ぎてもダメですし、太らなさ過ぎてもダメだと言われています。理想的なのは最終的に5~7キロ程度の体重増加とされています。

妊娠すると二人分を食べるぐらいの感覚になると言われますが、かといってたくさん食べ過ぎると様々な問題が起こります。妊娠高血圧や妊娠糖尿病などは母子ともにリスクを伴います。また、脂肪が付きすぎると難産になる可能性もあります。

どうしても妊娠中は食事の量が増えてしまいますから、気を付けるべきはバランスの良いメニューです。中でも塩分は無くてはならない栄養素にも拘らず、摂りすぎるとすぐに体に栄養が出てしまうので過剰摂取は禁物です。浮腫みや高血圧の引き金となりますので、薄味を心がけましょう。

3つの不足栄養素を摂取する

妊婦が不足しがちな3つの栄養素はそれは葉酸、鉄分、カルシウムです。これらが不足すると母体だけでなく赤ちゃんにも影響が出ます。葉酸が不足すると胎児が神経管閉鎖障害という病気になる可能性があるので、医師からも指導がありますのでしっかりと摂取しましょう。

鉄分も妊娠中は通常期の倍以上必要になりますので、意識して摂取しましょう。イライラ、頭痛、貧血などの症状が出るようになると危険なサインです。

カルシウムは赤ちゃんの骨を作るために必要になります。カルシウムの摂取が不足すると母親の骨からカルシウムが溶けだしてしまい、母体が骨粗鬆症のような症状を発症してしまいます。

妊娠中は太りすぎもダメなのでバランスの良い食事と食べ過ぎに注意ですが、的確な栄養素を摂取することを心がけることが大事です。

太らずに健康な赤ちゃんを産むことはできる?

妊娠中は適切な体重管理をして少し太る事を目標にするように言われます。中には妊娠中でも太りたくないという人もいます。昔は出来るだけ太った方が良いとされていましたが、現在では太りすぎるリスクがあるので適切な体重管理が求められています。

それでも全く太らないと赤ちゃんではなく母親に負担がかかります。赤ちゃんは母親から栄養分を供給されるので、母親の体重が増えなくても何とか成長していけます。ただし適切な食事をとっていることが前提となります。

逆に母親は食べた分の栄養の殆どを胎児に供給することになるので、バランスの良い食事ができていないと体調を崩したりします。体重そのものは単なる数字にしかすぎませんから、健康な赤ちゃんを産むのは太ることよりは食事の内容だと思ってください。

適切な検診が大事

太ることが健康な赤ちゃんを産むことに直結するわけではありません。不健康な太り方をしてしまうと高血圧、高血糖など生活習慣病に近いような症状が出てしまい赤ちゃんにも影響が出ます。だからこそ、太ること=健康な出産とは言えないのです。

バランスの良い食事をして赤ちゃんに必要な栄養素を供給できれば、体重が他の人より増えていなくても大丈夫です。注意すべきは出産までの間に何度か行う検診の結果です。検診では血液検査も行いますから、その結果で異常がなければ問題視する必要は無いでしょう。

逆に何か問題があるようなら、食生活をはじめとした生活全般を見直して赤ちゃんに問題が出ないようにしなければなりません。